Z世代が切り拓く新たな地域の魅力発信プロジェクト
日本におけるAIリテラシーの格差は、ますます顕著になっています。都市部に住む人々がAIの利用を進めている一方、地方ではその利用が遅れを取っているという現実があります。そんな状況を打破するために立ち上がったのが、農業と新技術の融合を進めるコミュニティ「Metagri研究所」です。
Metagri研究所は、自治体や教育機関と連携し、Z世代が主体となる「AI動画コンテスト」を企画・運営しています。このプロジェクトは、地域の魅力をAIクリエイターが発信するという新たな試みであり、特に農業や地域資源の循環、次世代農業技術といったテーマを中心に展開されます。
AIリテラシーギャップの実態
総務省の調査によれば、日本の生成AIの個人利用率はわずか26.7%。これに対し、中国やアメリカはそれぞれ81.2%、68.8%と、高い利用率を記録しています。また、千葉大学の研究によると、都市部に住む人々のAI利用率は地方よりも約1.3倍高く、地方での非利用者の多くが「使い方がわからない」と答えています。
これらのデータは、地方の人々がAIに関心を持たないわけではなく、「最初の一歩を踏み出す機会」が少ないことを示唆しています。そこで、Metagri研究所は地方に眠る魅力をAIの力で発信し、新たな利用機会を提供しようとしています。
地域魅力を発信するAI動画コンテスト
Metagri研究所のAI動画コンテストでは、参加者が生成AIを使って地域の素材やテーマを基にしたショート動画を制作します。優れた作品は公共施設や交通拠点で放映されるため、クリエイターには自分の作品を広く披露する機会が提供されます。
現在、関東地方のある自治体と提携し、2026年春の実施に向けて準備を進めており、具体的なテーマ設定や応募要項の策定が行われています。参加者は、コンテストの運営を担うインターンとして、進行管理やクリエイター募集、進捗公開などを通じてプロジェクト全体を支えていくことが期待されています。
インターン生の役割と募集内容
現在、Metagri研究所ではインターン生を募集中です。求められるスキルは特にないため、農業やAIに興味がある高校生、大学生、大学院生を対象としています。このインターンシップでは、プロジェクトの運営に関わるさまざまな領域に参加できます。
募集する3つの領域
1.
進行管理サポート
- コンテストの運営において、会議のアジェンダ作成や議事録の整理、決定事項のまとめを担当します。運営手順のテンプレート化を通じて、次回の企画にも活用できる型を作成します。
2.
クリエイター募集・SNS発信
- コンテストの認知度を高めるため、告知文やSNS投稿を作成し、クリエイティブを制作します。また、参加を促す環境を整えるため、応募者からの問い合わせにも対応します。
3.
進捗公開
- プロジェクトの透明性を保ち、進捗をSNSなどで発信する役割です。音声配信の台本作成や収録サポートも行います。
このプロジェクトを通じて、Z世代が地域のなりゆきを変える力を発揮することが期待されています。興味がある方は、公式サイトやSNSをチェックしてみてください。
まとめ
地域とAIの新たな融合を目指すMetagri研究所のAI動画コンテストは、Z世代が主体となって地方の魅力を発信する大きなチャンスです。インターンとして参加することで、自分自身の成長だけでなく、地域振興にも貢献できるのです。興味がある方はぜひ、応募してみてはいかがでしょうか。