冒険が自然を守る!湯来町の新しい挑戦
広島県の湯来町で、2025年から始まる新しい体験プログラム「シャワークライミング×森の再生プロジェクト」のお知らせです。このプロジェクトは、NPO法人湯来観光地域づくり公社によって実施され、夏の間に楽しい川遊びをしながらも、同時に自然保護活動にも貢献できるという独自の試みです。
遊ぶことが森を守る!
このプログラムでは、「遊ぶことが森を守ることにつながる」仕組みを導入しています。参加費の一部が森林保全や川の清掃活動に充てられ、参加者が冒険を楽しむことで自然環境への貢献が実現します。このユニークな体験は、日本国内で初めての試みと言われています。
また、SDGs(持続可能な開発目標)の目標にも合致した取り組みであり、特に「陸の豊かさを守ろう」や「気候変動に具体的な対策を」などの目標に直結しています。これは、森と川が危機に瀕している地域での重要な一歩となるでしょう。
湯来町の現状とその背景
かつては林業が盛んだった湯来町ですが、徐々に担い手が不足し、森林の手入れが行われていないため、水質や水量の悪化が進んでいます。このままでは貴重な観光資源である清流が失われてしまう可能性があります。そこで、NPO法人湯来観光地域づくり公社は、観光業と自然保護を両立させる新しい仕組みとして、このプロジェクトを立ち上げました。
自然体験を通じた地域貢献
「シャワークライミング」は、清流に身を委ねながら、滝の裏側を探検したり、全身でのぼっていくアクティビティで、楽しく体を動かせる内容です。体験の後には、森のハンモックでリラックスしたり、リバーフローティングを楽しむこともできます。さらに、希望者は「森づくりワークショップ」に参加することができ、地域住民と共に植林や間伐作業に取り組むチャンスもあります。
参加特典と記念品
また、このプロジェクトに参加した方へは「森の未来を支えた証」として、木製のthank youカードがプレゼントされます。このカードは、参加者が自然保護活動に貢献した証明となり、参加費の一部が森のために使われていることを示す記念品です。
SDGsとの連携
この取り組みは、若者や親子が参加できる体験型環境教育プログラムとして位置づけられ、持続可能な観光モデルによる地域経済の循環を目指しています。また、地方創生に寄与するため、移住・定住の促進にもつながっています。地域とSDGsをつなぐ新しい挑戦として、皆さまの参加が大いに期待されています。
NPO法人からのメッセージ
NPO法人湯来観光地域づくり公社の代表である伊藤剛氏は、「私たちの使命は、訪れる皆さまと共に森と川を守り、次の世代に手渡すことです。あなたの冒険が、この町の未来を育てます」と述べています。2026年の夏には、ぜひ皆さまのご予約をお待ちしております。
期間とお問い合わせ
この「シャワークライミング×森の再生プロジェクト」は、2025年7月から9月末まで実施される予定です。お問い合わせは、NPO法人湯来観光地域づくり公社(湯来交流体験センター)まで。
この冒険を通じて、自然保護に貢献し、次世代につながる大切な活動に参加しませんか?