藍屋テロワール新展開
2026-06-15 21:05:24

広島・福山市の藍屋テロワール、新ライン『THE TERROIR』を発表。国際的展示会に参加予定

藍屋テロワールが新ラインを発表


広島県福山市に拠点を置く藍屋テロワールが、新しいライン『THE TERROIR(ザ・テロワール)』を2026年6月に発表します。この新たなプロジェクトでは、藍の染色を通して地域の特性や人々との関係を探求し、藍が持つ色や味、さらには文化の深さを様々に表現していきます。特に、今回の発表に伴い新しいロゴやコーポレートサイトも同時に公開される予定です。

リブランディングを目指す理由


藍屋テロワールは、2019年の創業以来、日本の伝統的な藍染技術である「天然灰汁発酵建て」によって生産を行なってきました。創業者の藤井健太が徳島で藍染の技術に触れ、その魅力に引き込まれるところから始まったこのプロジェクトは、現在、福山市の自然豊かな山間地域で藍の栽培や蒅製造、染色を一貫して担当しています。

福山市は、備後絣やデニムの産地としても知られています。そのため、藍屋テロワールはアパレル業界に留まらず、建築やライフスタイルに関連する多様なブランドとのコラボレーションを重ねており、国内外から藍染を学びに訪れる学生や実践者も増えています。このようなコミュニティの形成は、藍を中心とした新たな潮流を生み出しています。

『THE TERROIR』のコンセプト


新ライン『THE TERROIR』は、フランス語の「テロワール」から着想を得ています。この言葉は、特定の土地の個性や特徴を反映するものです。気候、土壌、地域に住む人々などが交わり、それぞれの土地でしか生まれない色味や風味を生み出します。藍屋テロワールは、藍染もまたその土地のライフスタイルを反映するものだと考えています。

この新しい試みでは、藍という素材を通じて土地と人との結びつきを大切にし、色をその土地の文化や風土を映す存在として捉えています。新たにデザインされるロゴには、土、水、人々の営みがどのように寄り添って、地域特有の色を成していくかが表現されています。

新しいチームとその取り組み


今回のリブランディングには、編集者、グラフィックデザイナー、写真家など異なる分野の有識者が参加しました。藍の栽培や製造プロセスを通じて、地域の価値観や風景を丁寧に伝え、人間の営みが重なり合って形作られるテロワールの魅力を広めていく計画です。

ベルリンでの展示会とワークショップ


藍屋テロワールが公開する『THE TERROIR』は、2026年6月にドイツ・ベルリンで開催される展示会「THE UNION BERLIN SS2026」に出展予定です。

展示会では、藍の栽培から蒅づくり、天然灰汁発酵建てによる染色のプロセスを紹介し、藍染の魅力を国内外へ発信します。また、この展示会を通じて異なる文化圏の人々との対話も試みる予定です。国際的な舞台で福山の藍染がどのように受け取られるか、非常に楽しみです。

さらに広がる藍のコミュニティ


藍屋テロワールの取り組みは、これまでに韓国やベルリンでも展示・ワークショップを行い、多文化間の交流を深化させてきました。また、今夏にはカナダでの展示会参加が決定しており、トロントやバンクーバーでも藍の魅力を伝える機会を設ける予定です。

藍の栽培とその染色技術は、ただの製品を越えて、その背景にある地域の歴史や文化を語る力を持っています。『THE TERROIR』を通して、藍屋テロワールは広島・福山の価値観と魅力を世界に発信していきます。


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