スズキ、自動車設計業務基盤をSmartDBで強化
スズキは、自動車設計業務の基盤として、株式会社ドリーム・アーツが提供する「SmartDB」を導入しました。この取り組みは、グローバル展開を進めるスズキにとって重要なステップであり、今後の製品開発の加速を目指しています。
導入の背景
スズキは「By Your Side」というコーポレートスローガンの下、技術力に定評がある企業です。2025年にはデジタルトランスフォーメーション(DX)戦略を策定し、全社員が問題を自ら解決する体制を整えることを目指しています。しかし、自動車設計業務は多くの工程が絡みあっており、非常に複雑です。それに伴い、従来のオンプレミスシステムでは、業務要件が増えるごとにアドオン開発が必要になり、結果としてシステムが複雑化し、負担が増大してしまいました。
SmartDBの選定理由
スズキは、既存のシステムから脱却し、SmartDBを選ぶことで業務プロセスを再設計し、現場主体での継続的な改善を可能にしています。その理由は、以下のようなポイントが挙げられます。
- - グローバル運用への適応:日本と海外子会社が同一のプラットフォームで業務を行えるため、多言語対応も評価されています。
- - ノーコード開発:業務部門が主体となり、IT部門の負担を軽減できます。
- - 豊富な標準機能:複雑な業務フローにも標準機能で対応できる点が評価されました。
- - セキュリティと実績:大規模利用にも耐え、きめ細かな権限設定が可能で、機密性が求められる設計情報の管理にも対応しています。
これにより、自動車設計業務の効率を大幅に向上させることが出来ると期待されています。
SmartDBでの実務
スズキでは、SmartDBの導入を二つの業務領域に分けて進める計画です。
1.
意匠情報管理システム:車両デザインに必要な情報の安全な共有を目指します。このシステムによって、機密性が高い情報も適切に管理され、次なる工程へとつながるための効率化が図れます。
2.
機種開発業務依頼管理システム:日本と海外の設計部門が連携し、開発依頼や進捗を一元的に管理できる基盤を構築します。これにより、設計業務を迅速かつスムーズに進めることが期待されています。
今後の展望
スズキは、SmartDBの活用を通じて、海外子会社と協力しながら設計業務のさらなる効率化を図ります。同時に、現場主導での業務改善に向けた体制づくりも行い、人材育成にも力を入れます。これにより、製品開発のスピードを向上させ、企業の競争力をさらに強化していく意向です。
エキスパートの意見
スズキのIT本部で主幹を務める井門慎一氏は、SmartDBの導入が単なるシステム刷新に留まらず、設計業務全体のプロセスを見直す契機になっていると述べています。こうした取り組みを通じて、製品開発の迅速性と競争力の向上を図りたいと語りました。
まとめ
スズキがSmartDBを導入し、自動車設計業務を革新する取り組みは、業務の効率化やスピードアップを図るだけでなく、グローバルな競争力を高める重要な鍵となるでしょう。今後のスズキの成長に期待が寄せられます。