新たなサイクリストのための拠点、広島に登場
広島で期待される新しいホテル「せとうちサイクルステイズ広島宇品」が計画されています。このホテルは、広島市の競輪場再整備事業において新設されます。競輪とアーバンサイクルスポーツが融合する「アーバンサイクルパークス広島」の一部としてオープンし、サイクリストに特化した快適な滞在が実現します。
魅力的な施設とサービス
本ホテルは、「アーバンサイクルスポーツパーク」に隣接しています。このパークではBMXやスケートボード、キックバイクなどのアクティビティが楽しめるスペースが整備されており、アクティブなライフスタイルを送る人々にぴったりです。ホテル内には、広島港への船旅拠点としての魅力も備わっており、地域の人々や観光客が交流する新しい場を提供します。
競輪開催時は選手宿舎として機能し、その期間を除けば一般の宿泊客も利用可能です。競輪選手との交流は限定的ではありますが、選手と接触しないエリアにおいては一般利用も可能です。これにより、競技に興味のある方や自転車愛好者は、心地よい宿泊体験を享受できます。
サイクリング文化を楽しむための工夫
「せとうちサイクルステイズ広島宇品」のブランドコンセプトは、「The Answer is “BICYCLE”」です。この理念に基づき、瀬戸内エリアの風景を楽しむ自転車の魅力を最大限に引き出す工夫が凝らされています。また、施設のデザインでは「SIDETRACK(寄り道)」がテーマとなっており、旅の途中で立ち寄りたくなるような、発見に満ちた空間が創出されます。
都市と自然、自転車文化が調和したデザインにより、宿泊客や地域住民が気軽に交わることができるオープンな施設を整備しています。自転車に乗る楽しみだけでなく、そこでの交流を通じて新たな体験を提供することが目指されています。
プロサイクルチームとの連携
広島を拠点とするプロサイクルチーム「ヴィクトワール広島」と本ホテルが連携することで、さらに充実したサービスを展開します。ホテルの1階にはバイクショップが設置され、プロ選手たちの知見を生かしたサービスが受けられるとのこと。自転車を中心とした観光事業とも提携し、広島の名所やしまなみ海道を巡る周遊型観光ツアーの提供も計画されています。
この取り組みを通じて、地域住民や訪問者が幅広い世代で自転車を楽しむことができる環境を整備していく意向が表明されています。サイクリストたちにとって、安心で快適な環境が整うことでしょう。
施設の基本情報
「せとうちサイクルステイズ広島宇品」は、広島県広島市南区宇品海岸に位置し、開業は2026年春を予定しています。客室数は123室で、全ての部屋には自転車を持ち込むことが可能です。かつての競輪選手宿舎を兼ねたこのホテルでは、洗練されたカフェレストラン、サウナ、大浴場、トレーニングルームなど、サイクリストに嬉しい充実した設備が整っています。
広島の新たな観光の名所となるこのホテルが、サイクリング文化の発信地となることが期待されています。ぜひご期待ください。