THREEが新たに開設する尾道蒸留所の魅力
広島県尾道市に、2026年に新たにオープンする「尾道蒸留所」の設立が発表されました。THREEは、心・からだ・肌にホリスティックなアプローチを取り入れている化粧品ブランドですが、ここでの新たな拠点は、特に国産精油の製造に注力するための重要な拠点となります。ここではダイダイ(ビターオレンジ)や他の柑橘類を中心に、地域の自然の恩恵を受けた精油の製造が行われる予定です。
尾道の文化を守る取り組み
尾道ではダイダイが数世代にわたり、地域の祭事や供物として重要な役割を果たしてきました。しかし、近年の需要低下により生産が厳しくなっている中、THREEは「尾道ダイダイ復活プロジェクト」を推進しています。このプロジェクトでは、これまで利用されていなかったダイダイの果皮を精油として再利用し、資源のアップサイクルを図ります。その結果、果実そのものの価値を高め、地域文化の維持にも貢献することを目指しています。これにより、地域経済にも良い影響を与えることでしょう。
大型蒸留器の導入とその役割
尾道蒸留所では、400リットルの大型蒸留器を使用しており、地元で収穫された果皮が新鮮な状態で大量に蒸留されます。THREEは、植物のすべてのプロセス、すなわち収穫から蒸留、さらには精油の抽出に至るまでを自社管理しており、品質の一貫性を保つことを重視しています。具体的な蒸留プロセスは以下の通りです:
1.
果皮を蒸留器へ:新鮮な果皮を丁寧に蒸留器に投入し、均等に蒸気が流れるようにします。
2.
水蒸気を送込む:蒸留器に水蒸気を送り、100℃で蒸留を行います。これにより、香り成分が水蒸気に溶け込みます。
3.
精油の抽出:冷却器で水蒸気を冷やし、油と水の2層の液体を得ます。この油が精油であり、芳香蒸留水としても利用されます。
この自社での蒸留方法は、地元産業の振興にも貢献するものです。
地域連携と国産素材の広がり
THREEは、国産精油の生産において全国的なネットワークを構築しています。現在、熊本県や佐賀県にも「THREE ハーブガーデン」が存在し、無農薬で育てられる芳香植物は25種類以上になっています。これらの取り組みは、日本全国の香り高い素材から生まれる精油の可能性をさらに広げるでしょう。この「尾道蒸留所」の開設は、既存の拠点との連携を深め、最良の原材料を使用した最高品質の製品作りを加速させることに繋がります。
THREEの新たな価値創出の使命
THREEホリスティックリサーチセンター(HRC)は、地域との協力を通じて精油の新たな価値を生み出すことを目的としています。植物の成分分析や、皮膚への効果に関する研究を行うことで、持続可能な原料の開発と品質向上に努めています。これにより、自然と調和しながらその人らしさを引き出す製品を提供していく所存です。
情報を集約し、天然素材の無限の可能性を追求するTHREEの「尾道蒸留所」は、地域文化を支えつつ、持続可能な社会を創造するための新たな一歩となるでしょう。