牡蠣飼育で海を学ぼう
2025-09-12 10:53:30

江田島の小中学生が牡蠣飼育で海の環境を学ぶプロジェクト

江田島の小中学生が牡蠣飼育で海の環境を学ぶプロジェクト



広島県の江田島で結成された「瀬戸内こども牡蠣調査団」が、地元名産の牡蠣を飼育し、その成長過程を観察する新たなプロジェクトを始めました。この活動は若い世代が海洋環境の重要性を認識し、さらにその知識を深めるためのものです。

プロジェクトの背景



このプロジェクトは、一般社団法人瀬戸内プロジェクトin広島が主催し、海の教育を目的としています。7月には、牡蠣を通じて広島の海に関する知識を学んだ22名の小中学生が、環境移送技術を駆使した水槽で牡蠣の幼生を飼育する活動に挑戦しています。特に、牡蠣の成長に影響を与える要素について実験しながら学ぶことが狙いです。

飼育・観察プロジェクトの実施



このプロジェクトのスタートイベントは9月6日に開催され、中国放送本社内に設置された水槽で行われました。ここで、参加したのは小学5年生から中学2年生の団員とその家族合わせて40名です。子どもたちは水槽の周りに集まり、実際に飼育する牡蠣の姿を間近で観察し、興奮の声が響きました。

「おお~!殻が開いている!」という歓声が上がる中、牡蠣の生態についての特別授業も実施されました。技術者の金田颯斗さんによるクイズ形式の授業では、学校ではあまり教わらないようなマニアックな知識も取り入れられました。

学びを生かして



団員たちは今後、牡蠣の成育状況を定期的に観察し、環境条件に応じた変化を記録していきます。また、得られた知識を基に「江田島牡蠣新聞」の制作を計画中。これは、広島電鉄のラッピング特別電車に掲出され、地元の皆さんにも広く知ってもらう機会となります。

未来の海を守るために



最終的には、今年中に中学生たちが学んだことを教材としてまとめ、県内の小学校に提供し、海の大切さについての授業が行われる予定です。これにより、次世代を担う子どもたちが海洋問題について理解を深め、自ら行動を起こすきっかけとなることを目指しています。

このプロジェクトは、次世代へ美しい海を引き継ぐための重要な取り組みです。江田島の子どもたちの活動に期待が寄せられます。

まとめ



プロジェクトの実施によって、子どもたちはただ牡蠣を飼育するだけでなく、環境への影響や地元の生態系についても深く学ぶことができます。海と人とのつながりを深めるこの活動は、今後の海洋環境の保護活動にも大いに貢献することでしょう。江田島での彼らの取り組みに注目が集まります。


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