戦争の記憶を未来へ伝える「The Red Day Memorial Project」の始動
2023年の夏、アーティストマネジメント会社のOre株式会社が新たに発足した「The Red Day Memorial Project」は、戦後80年の節目を迎え、絵本作家でありアーティストの長田真作の作品を通じて、戦争の記憶を未来に伝えることを目的としています。このプロジェクトの始動にあたる絵本『赤い日』は、長田が初めて「戦争」をテーマにした作品であり、彼自身の祖父が語ってくれた戦争の体験に基づいたストーリーが描かれています。
絵本『赤い日』とは
絵本『赤い日』は、呉市出身の長田真作が描く物語で、彼の祖父が体験した呉空襲のエピソードが盛り込まれています。呉市の歴史は、軍港としての栄華とともに、多くの命が失われた厳しい現実も伴ってきました。長田はこの作品を通じて、過去の悲劇を直視し、現在の私たちにどのようにそれを伝え、感じてもらうべきかを真剣に考えました。
彼は「戦争の話を聞いた時の衝撃を、そのまま表現したい」と語り、今もなお、戦争が私たちに影響を与えていることを訴えています。絵本は2025年8月上旬に出版予定で、全96ページにわたってフルカラーで描かれます。
The Red Day Memorial Projectの目的
「The Red Day Memorial Project」は、長田真作が描く絵本『赤い日』を核にし、アートや言葉、記憶が交差する表現の場を作り出すことを目指しています。活動内容には、次のようなものが含まれます:
1.
企画展の開催
長田真作の絵本『赤い日』の世界をさらに深く知っていただくための企画展が2025年に行われます。原画や映像を用いた展示が展開され、観客にとって意義深い体験となることを期待しています。
2.
イベント参加
舞台「桜の下で君と」に出演し、その中でトークショーを行います。この機会に、ランダムに選ばれたゲストとともに、戦争に関する思いや絵本の意義を深める場になるでしょう。
3.
ドキュメンタリー映像制作
長田がどのように絵本制作と向き合い、故郷への想いを表現しているかを追ったドキュメンタリー映像も計画されています。今後の展示会やイベントで上映予定です。
スポンサーシップの募集
このプロジェクトを支援してくれるスポンサーも募集中です。集まった資金は、展示会やイベントの実施に必要な費用に使われます。支援には、Diamond、Gold、Silverといったプランが用意されており、それぞれのフォーマットでの特典が用意されています。特に、Diamondスポンサーは展示会のメインビジュアルにロゴを掲載するなどの魅力的な特典があります。
まとめ
「The Red Day Memorial Project」を通じて、長田真作の想いを受け取り、戦争の記憶について考え、未来に伝える手助けをすることが求められています。このプロジェクトが実現することで、私たちが忘れてはいけない過去を再認識する機会となることを期待しています。今後の情報更新にも注目し、ぜひこの試みを応援していきましょう。興味がある方は、ぜひ公式ウェブサイトをご覧ください。