地域ごとの味の違いが明らかに！ファミマの豚汁に注目

寒さが厳しくなる季節、心も体も温めてくれる料理として「豚汁」に注目が集まっています。ファミリーマートが実施した「豚汁に対する消費者の意識調査」によると、全国各地で豚汁の呼び方や好まれる味付けには大きな違いが見られることがわかりました。特に、地域特性に合わせた豚汁の展開がスタートしたことにより、多様な文化が反映された豚汁の魅力を再発見することができるでしょう。

豚汁への関心が高まる中、地域ごとの呼び名は異なる

調査によると、全国の20～60代の男女700名を対象にした結果「とんじる」と回答した人が84.3％に対し、「ぶたじる」と答えたのは15.7％という結果が出ましたが、特に九州・沖縄エリアでは2人に1人が「ぶたじる」と呼び、北海道でも41.7％がこの呼び名を支持していることが分かりました。これは、地域の文化や家庭の影響が大きく影響している表れです。

豚汁には地域独自の具材が使用される

さらに、使用する具材においても地域の特色が反映されています。例えば、東北エリアでは「豆腐」「白菜」「ねぎ」の使用率が高く、逆に「玉ねぎ」の使用は中部エリアが多く、その傾向がはっきり分かれています。また、豚汁に使う芋の種類も全国的には「里芋」とされる中、青森県では8割以上が「じゃがいも」を選択するなど、各地域が独自の豚汁文化を生み出していることが感じられます。

北関東・中部エリアではこってり味が人気

全国的に見ると、豚汁の味の好みはあっさり派が38.6％、こってり派が36.7％と拮抗していますが、特に北関東エリアでは約半数が「こってり」を好むと回答しており、味噌の種類においても地域差が際立っています。北関東・中部エリアでは赤味噌を使う方が多く、「赤味噌でなければ豚汁とは言えない」と回答した割合も高いです。