海を学ぶ教材
2026-02-02 10:47:43

江田島の中学生が名産カキを通じて海を学ぶ教材を制作

江田島の中学生が名産カキを通じて海を学ぶ教材を制作



広島県江田島市では、地元名産の牡蠣を通じて海の環境について学んだ中学生11名が、新たに制作したテキスト『名産カキが育つ豊かな海ってどんな海?』が完成しました。この取り組みは、一般社団法人瀬戸内プロジェクトin広島が主導したもので、地域の未来を考える貴重な学びの成果です。

背景と目的


このプロジェクトは、「瀬戸内こども牡蠣調査団」として、海の生態系や牡蠣が育つ環境についての理解を深める活動の一環です。中学生たちは7月に現地を調査し、9月からは牡蠣の水槽飼育を行いながら、さまざまな観察と実験を重ねてきました。特に、近年の牡蠣の大量死という問題を通じて、地元の海の異変を学ぶ中で、彼らの意識が変わっていったのです。

「私たちは、この知識を下の世代に伝えたい」という願いから、テキストの制作が始まりました。子どもたちが自らの経験や学びを教材として形にすることで、次世代への海の大切さを伝える橋渡しをしようとする取り組みは、非常に意味深いものとなっています。

テキストの概要


テキスト『名産カキが育つ豊かな海ってどんな海?』はA4版の20ページで構成され、初版は1000部印刷されます。主に県内の小学校へ配布され、子どもたちが海について学ぶための教材として利用される予定です。

活動の流れ


この海の学びの取り組みは、具体的には次のような活動から成り立っています。

  • - 調査イベント:
中学生たちは江田島を舞台に、干潟や牡蠣養殖の現場を見学。そして、持続可能な牡蠣の育成方法や環境保全について学びました。

  • - 飼育観察イベント:
夏に学んだ内容を基に、中国放送の本社ロビーに牡蠣を飼育する水槽を設置。6カ月間、牡蠣の成育過程を観察し、そのデータを用いた分析を行いました。

  • - 成果発表:
地域のイベント「広島の海まるごと体験フェスタ」では、中学生たちが学んだことを発表し、クイズ形式で観客と一緒に楽しむ場を提供しました。650名以上の来場者が、地元の名産牡蠣の新たな一面を学びました。

今後の展開


2026年2月には、広島市での「広島城オイスターフェス2026」において、テキストの初お披露目が行われます。この際には、来場した小学生に冊数限定で配布される予定です。さらには、県内の小学校での出前授業も計画されており、中学生たち自身が教材を用いた授業を提供する意義深い経験となるでしょう。

団体の活動について


一般社団法人瀬戸内プロジェクトin広島は、瀬戸内海を舞台に、地域の文化や環境問題に関する活動を行っています。海の重要性を理解し、次世代へ伝えるための様々な取り組みを推進している団体で、地元の子どもたちにもその参加の機会を広げています。

この取り組みを通じて、地元の名産を知ってもらうだけでなく、海に関する意識の向上を図ることを目指しています。地域の未来を担う子どもたちが、学びを深め、実際の行動に移していくことが期待されています。


画像1

画像2

画像3

画像4

画像5

画像6

関連リンク

サードペディア百科事典: 江田島 瀬戸内海 名産カキ

トピックス(イベント)

【記事の利用について】

タイトルと記事文章は、記事のあるページにリンクを張っていただければ、無料で利用できます。
※画像は、利用できませんのでご注意ください。

【リンクついて】

リンクフリーです。