オイシックスと福山
2025-11-06 15:01:38

広島の海を救う!オイシックスがアイゴで藻場再生に挑む

オイシックス・ラ・大地と福山市、アイゴを活用した協定を締結



2025年11月6日(木)、オイシックス・ラ・大地株式会社と広島県福山市は「海洋環境改善に向けた個別連携協定」を締結しました。この協定の目的は、地元で異常増加しているアイゴを活用し、海洋環境の改善と漁業の安定化を図ることです。

背景と課題



近年、地球温暖化の影響で福山市近海の海水温が上昇し、アイゴという魚が異常に増えています。このアイゴは海藻を主食とし、藻場を食い尽くしてしまうため、「磯焼け」を引き起こし、地域の漁業や海洋環境に深刻な影響を及ぼしています。福山市は、この問題を解決するために、未利用のアイゴを有効活用し、持続可能な漁業モデルを構築することを目指しています。

オイシックスは、サステナブルな小売業としてSDGsに基づいた取り組みを行い、未利用魚の商品化や環境への配慮を進めています。このノウハウを活かして、福山市と連携協定を結ぶことが実現したのです。

協定の具体的な取り組み



この協定では、獲れたアイゴを商品化し、地域漁業者の収入を安定させる取り組みが行われます。アイゴは市場に流通しづらい魚ですが、一部の地域では高級食材と認識されています。福山市の田島漁協と連携し、アイゴの内臓処理を行い、オイシックスがその魚を買い取り、ミールキット「Kit Oisix」でのメニュー化も予定されています。

ターゲットは、この新しい食習慣を提案しながら、ミールキットに食材とレシピをセットにして提供することです。SNSを通じて、協定の背景もお客様にお伝えし、アイゴの新しい魅力を発信します。

漁業者の収入安定化と持続可能性



アイゴの漁獲を推進することで、藻場の食害を減らし、磯焼けを軽減することが可能です。これにより、安定的な漁業活動が期待でき、他の魚種の漁獲量も向上することで、漁業者の収入を安定化する効果が見込まれています。

また、藻場再生に向けた継続的な議論が行われ、新たな方法も模索されるでしょう。この取り組みが成功すれば、地域全体の環境改善にもつながると期待されています。

新商品「香草オイルで熟成させたアイゴのコンフィ」



この取り組みの一環として、オイシックスは新商品「香草オイルで熟成させたアイゴのコンフィ」を2025年11月6日から販売予定です。この商品は、地元漁協が鮮度の良い状態で内臓を取り除き、丁寧に加工されたアイゴを使用しています。香草オイルと共にじっくり熟成され、風味豊に仕上げられています。

解凍してそのまま食べることもできますし、湯煎や料理に加えることで、色々なアレンジが楽しめるメニューです。このような商品が普及することで、お客様にもアイゴの魅力や楽しみを伝えることができればと思います。

福山市の魅力



福山市は、瀬戸内海に面する美しい都市で、100万本のバラが咲く「ばらのまち」としても知られています。また、歴史的な名所も多く、日本遺産に認定された「鞆の浦」や「福山城」なども訪れる価値があります。製造業が集まり、多様なものづくりが行われている地域でもあり、その高い品質は国内外で評価されています。

まとめ



オイシックス・ラ・大地と福山市の連携協定は、単なる漁業改善に留まらず、地域全体の調和や持続可能な未来を考える重要な取り組みです。アイゴを商品化することで地域経済の活性化と海洋環境の改善を両立し、今後の展開に注目です。


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