おにぎりは、日本人にとって欠かせない手軽な食事として親しまれています。最近では、専門店も増えており、さらにその魅力が広がりつつあるようです。ここでは、株式会社クロス・マーケティングが行った「おにぎりに関する調査」の結果を元に、日本人の“おにぎり愛”について掘り下げていきたいと思います。
1. おにぎりの食べる頻度
調査によると、おにぎりを週に1回以上食べる人は約38.5%に上り、月に1回以上となると大多数を占めています。特に20代と40代では、その割合が約4割に達していますが、60代では約3割となりました。この結果から、日本人の食生活におけるおにぎりの位置づけが伺えます。
2. 好きな具材
多くの人々が選ぶおにぎりの具材として、1位は「鮭」、2位に「ツナマヨネーズ」、3位として「辛子明太子」が挙げられています。また、60代の方々は「鮭」を好む傾向が強く、40代では「ツナマヨ」が人気。面白いことに、20代では「塩むすび」が13.4%を占めており、他の世代と比べても高い割合です。
3. おいしさのポイント
おにぎりの美味しさを決めるポイントには、「好きな具材」、「ご飯のおいしさ」、そして「塩加減」が上位を占めています。特に、60代男性は「好きな具材」を重視し、50代や60代の女性は「ご飯のおいしさ」を特に意識するようです。
4. 購入場所
おにぎりを購入する際、最も利用されるのが「コンビニエンスストア」で、約6割弱がここで購入しています。次に「スーパー」や「おにぎり専門店」が続きます。60代の男性では、なんと7割以上がコンビニを利用するという結果が出ました。一方で、50代の女性は専門店を好む傾向が見られました。
5. 一緒に買うアイテム
おにぎりと一緒に購入するアイテムとしては、約半数が「お茶系飲料」を選びます。その他には「おかず」や「ミネラルウォーター」が上がりました。興味深いことに、20代男性は「ミネラルウォーター」を好む傾向があり、女性は年代によって「おかず」や「サラダ」を一緒に買うことが多いようです。
6. おにぎりの作り方
手作りのおにぎりについては、「食品用ラップを使ってにぎる」という方法が44.4%で最も多く、直接手でにぎる人は21%に留まります。特に女性の6割がラップを使っておにぎりを作るという結果が出ました。
結論
この調査から、私たち日本人の食文化におけるおにぎりの重要性や、特に好きな具材、おいしさの基準などが明らかになりました。使いやすさと美味しさで、今後もおにぎりは人気の食事として愛され続けることでしょう。