多感覚で楽しむ新感覚！広島もとまち水族館の香り演出とは

幅広い世代に愛される広島もとまち水族館の香り体験

広島市中区の基町クレド・パセーラ7階に位置する「広島もとまち水族館」は、2025年に開館予定の新感覚の水族館です。ここでは、「水といのちのミュージアム」というコンセプトのもと、視覚だけでなく、嗅覚をも刺激する展示が行われています。水族館としては珍しく、プロモツール株式会社によって導入された香りの演出に注目が集まっています。

香りによる没入体験の創造

水族館内は、66基の展示水槽や、洞窟、森、そして水中世界を模した8つの異なるエリアで構成されています。それぞれのエリアで異なるテーマが展開され、心を打つメッセージが届けられています。ここに香りが加わることにより、さらに五感を刺激し、訪れる人々の心に深い印象を与えることができます。

この香りの空間演出を担当したプロモツールは、過去にも映画や展示会で成功を収めてきた実績があり、来場者に記憶に残る体験を提供することを目指しています。特に、香りを使った体験は、視覚や聴覚だけでは解決できない印象を与える力があります。

新たな香りの導入

今回の導入では、「海の花鳥風月」と「Marine note」という2つのエリアにそれぞれ香りが加えられました。それぞれのエリアの雰囲気やテーマに沿った香りが設計されることによって、空間の中での物語性が一層強化され、訪れる人々の探索意欲を高める役割を果たします。

香りの力による記憶に残る体験

香りの役割は、単なる癒しの効果を超えています。研究によると、嗅覚は記憶と密接な関係があり、香りが記憶を引き出す手助けをすることもあります。このような新しいアプローチにより、来場者が広島もとまち水族館での体験を忘れにくくなり、リピーターの獲得にもつながるでしょう。

プロモツールの取り組み

プロモツール株式会社は、香りを通じて多くの展示施設の体験価値を提供してきた専門企業です。例えば、映画『チャーリーとチョコレート工場』の香り演出を皮切りに、博物館や水族館での成功事例が続いています。今回の香り演出も、安全性と独自性が求められる中で実施され、来場者に安心して楽しんでもらえるような配慮がなされています。

未来の文化施設を再定義する

広島もとまち水族館は香りの演出を通じて、未来の文化施設の在り方を示す一例とも言えるでしょう。視覚や聴覚にとどまらず、嗅覚や触覚といった他の感覚もフル活用することで、来場者により深い体験を提供し、地域文化施設としての価値を向上させることが期待されています。

このように、香りによる空間演出は今後の展示施設にとって重要な要素となっていくことでしょう。是非、広島もとまち水族館での香り体験を通じて、記憶に残る素晴らしい時間を過ごしてください。