平和のカルタinシリア
2025-11-12 13:55:37

対馬西部中学校が手がけた平和のカルタがシリアへ届く喜びと感謝

幸せのカルタ、シリアに届け



対馬市立西部中学校が作成した「SEIBU PEACE KARUTA(西中ピースカルタ)」が、シリアの教育現場で使用されるという素晴らしい取り組みが、この秋、対馬の地で実現しました。このプロジェクトは、地域と世界をつなぐ平和教育を志向し、生徒たちが自らの手で平和を拡張する試みです。

プロジェクトの背景


2025年11月7日、長崎県対馬市で行われた文化学習発表会。西部中学校の生徒たちは、なかよし学園プロジェクトの代表、中村雄一氏の基調講演を聞き、カルタがシリアでどのように使われたかを知ることができました。聴衆は、他国の文化や教育について知ることができる貴重な機会を得たのです。

学びのプロセス


夏の終わりに、対馬の生徒たちは「自分たちの言葉で平和を届けたい」との想いからカルタを制作しました。内戦や復興の現実を学ぶ講演を経て、彼らは「SEIBU PEACE KARUTA」を創り上げました。完成したカルタは、海を渡りシリアの子どもたちへ届けられ、現地での授業に活用されました。

シリアの反応と学びの価値


シリアは、約14年間に及ぶ内戦の中で、新しい平和の道を模索しています。届けられたカルタを使い、子どもたちは「争いを避けるには? 相手を思いやるには?」といったテーマを通じて、遊びながら平和について学びました。その後、西部中学校には感謝の手紙や写真、動画が届き、文化学習発表会でその様子を披露しました。

「平和を届ける」という行動


このプロジェクトは、ただ寄付や調べ学習をするだけでなく、自分たちの創造が現地でどのように活かされるかを実感することで、学びの深さを増しています。校内の講演会では、目の前で彼らの行動の影響が語られ、感動を呼び起こしました。「自分たちの探求が世界の役に立つ」という体験は、生徒たちの心に刻まれ、今後の成長に繋がることでしょう。

教育の国際化とその未来


中村氏は、自身の経験を元に「戦後80年の日本が、戦後まもなくのシリアに何ができるのか」を考え、現場に赴くことで相互理解を深めています。この平和カルタプロジェクトを通じて、日本の生徒たちが国際問題に対して主体的にアプローチし、次世代に平和の意識を浸透させる重要な役割を果たすことを期待しています。

取り組みがもたらした影響


生徒たちの活動は、実際に現地の子どもたちに平和のメッセージを届けることに成功しました。現地の笑顔や感謝の言葉は、彼ら自身の学びの励みとなり、教育の在り方を大きく変える可能性を秘めています。このように地域のテーマを世界に発信することが、国際的な連携を生み出すことを示しています。

今後の展望


西部中学校の校長や教員の声からは、これからもこのような活動を継続し、新しい学びの型を築いていくという強い意志が感じられます。生徒たちは、誰もが持つ「平和への願い」を自らの言葉で形にして形作ることができました。これが、新たな平和教育モデルとして評価される日も近いことでしょう。

要するに、この一連の活動を通じて生徒たちが成長し、次の世代に引き継がれる「平和の種」をまくことが、今回のプロジェクトの真の意義なのです。


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