広島で開催された「てくのわ交流会」が生産管理の未来を切り開く
2025年7月18日(金)、広島のTKPガーデンシティ広島駅前大橋で、株式会社テクノアが主催する「第9回てくのわ交流会in広島」が開催されました。このイベントは、テクノアの生産管理システム『TECHS(テックス)』を導入するユーザー同士の交流を促進し、情報を共有する場として設けられています。今回が初めての広島開催となり、全国各地から35社57名の参加者が集まりました。
イベントの概要と内容
「てくのわ交流会」は、2024年に始まった新しい取り組みで、理念に基づいて中小製造業の活性化を目指しています。イベントでは、ユーザーによるセミナー講演や意見交換会が行われ、参加者はさまざまなテーマに基づいて意見を交わしました。中でも、次のようなテーマが注目を集めました。
1. テクノア主催セミナー
「中小製造業でこそ活用すべき『生成AI』」
このセミナーでは、生成AIの導入による業務効率化の具体例や、その活用可能性について深堀りされました。
2. TECHSユーザー様セミナー
いくつかの会社が実際の取り組みを共有しました。
- - ニッパテック株式会社の川嵜康太専務からは、「経営理念を浸透させる『チョウセンプロジェクト』」として、組織文化の構築についての取り組みが紹介されました。
- - IDECファクトリーソリューションズ株式会社の長谷川莉子様は「人手頼みの町工場。知っておきたい、協働ロボットでできること」と題した講演を通じ、今後の製造業の展望について語りました。
3. 意見交換会
経営層や実務担当者が集まり、自社が抱える経営課題や業務を効率化するアイデアなど、具体的な事例を共有しました。特に人材定着やDX化といった課題については、多くの意見が飛び交いました。
4. 交流パーティー
フォーマルなセッションの後は立食形式の交流パーティーが行われ、参加者同士が和やかな雰囲気の中で意見交換やネットワーキングを楽しみました。
参加者の声と今後の展望
ある参加者は「新しい視点を得ることができ、特に生成AIの資料作成の便利さを実感しました」と話し、また別の参加者は「ユーザー様の講演を聴いて、自社でも似た環境からの社会実装に勇気をもらった」と評価しました。
参加企業からは「他地域の企業とも交流したい」という声が寄せられ、2025年度からは地域に関係なく全国を対象としたイベントに拡大予定です。次回の東京会場は2025年9月26日、名古屋会場は2025年11月14日に設定され、さらに多くの企業との交流が期待されています。
結論
広島での初開催となった今回の交流会は参加者同士が真剣に未来の製造業について語り合い、有意義な情報交換がなされた素晴らしい機会となりました。テクノアは今後もこの交流の場を通じて、中小製造業の活性化を支援し続けていく方針です。参加者皆様からの貴重な意見を反映しながら、新たな施策を展開していくことで、縁のあった企業や人々を幸せにする理念を実現していきます。