中村氏が受賞!
2025-11-13 11:15:32

平和教育を実践する中村雄一氏が東久邇宮文化褒賞を受賞

平和教育を展開する中村雄一氏の挑戦



2025年11月3日、特定非営利活動法人なかよし学園プロジェクトの代表、中村雄一氏が「東久邇宮文化褒賞」を受賞した。この賞は、2013年以来、紛争地や災害地での人道的および教育的な支援活動と、実装型平和教育の実践が評価された結果である。今後、中村氏は「願う平和から、行動する平和へ」を合言葉に、子どもたちの教育を通じた社会変革に取り組み続ける方針を示している。

なかよし学園は、日本国内の教室と海外の教育現場をつなぐことを目指し、全国で様々なプログラムを展開している。2025年度には、経済産業省の「探究・校務改革支援補助金」を受け、50校以上で1万人を超える規模のプロジェクトを実施中である。特にアフリカ・中東・アジアのパートナーと連携し、生徒たちが制作した教材を実際に現地で使用し、その反応を教室にフィードバックする「CoRe Loop」という循環学習モデルを確立している。

この賞を受けた理由として、中村氏自身の人生における教育の力が挙げられる。厳しい家庭環境で一人の先生に助けられた彼は「学びが人生を変える」ことを実感し、その体験を基に教育に情熱を注いでいる。例えば、かつて芸能活動と学業を両立させた若者の支援を行い、短期間で高卒認定試験に合格させるなど、学び直しの可能性を社会に示した実績がある。

平和を実現するための実践



「チョーク1本で世界を平和に」という信念のもと、教育支援活動を全国展開してきた中村氏。国内外の授業や活動を通じて、子どもたちが制作した平和教材や防災教材を世界に届けることで、意識の変革を促している。特に、平和カルタや食育キットなど、現地のニーズに合わせた教材を作成し、国際的な支援に繋げることで、教育の力を実証している。

中村氏は活動の内容を「CoRe Loop」に集約しており、これは「つくる → 届ける → 共創 → 還る → 拡張」という一連のプロセスを示している。これまでの講演や視察旅行とは異なり、実際に生徒の制作物が現地で使われ、そのフィードバックが日本の教室に届くことで、生徒自身の学びが他者を支えることにつながっているというのが、彼の提唱する学びの新しい形だ。

このような実践が評価され、2023年には英国ウィンザー城での講演や、2024年には国連経済社会理事会での登壇が予定されており、日本独自の平和教育モデルとして注目を集めている。さらに、2025年には東久邇宮文化褒賞を受賞し、国内外での影響力を高めていく。

未来への展望



中村氏は、この受賞をただの通過点と捉え、今後もTEAMジャパンとして日本の教育と地域社会を世界に向けて繋げる努力を続けていく考えだ。「日本のふつうが世界のすごいになる」という意識を持ち続け、地域の教育資源を生かしたソーシャルビジネスを展開することも視野に入れている。

壱岐市では、地域の特産物を用いた商品の開発や販売を通じて、教育支援を持続可能な形で進めている。地域住民や企業との連携を強化し、幅広い参加を得ることで、教育の価値を社会に還元する取り組みを推進している。

このように、中村氏となかよし学園は、日本の良さを世界に発信し、国際的な問題を身近な形で解決するための「未来の架け橋教材」を生み出している。これにより、子どもたちが自らの学びを通じて世界をより良いものにする可能性を広げ、次の世代を担うグローバルリーダーを育成していくことが期待されている。今後、なかよし学園から新しい教育のモデルが生まれることを期待したい。


画像1

画像2

画像3

画像4

画像5

画像6

画像7

画像8

画像9

画像10

画像11

画像12

画像13

画像14

画像15

画像16

画像17

画像18

画像19

画像20

画像21

画像22

画像23

画像24

画像25

関連リンク

サードペディア百科事典: なかよし学園 中村雄一 東久邇宮文化褒賞

トピックス(イベント)

【記事の利用について】

タイトルと記事文章は、記事のあるページにリンクを張っていただければ、無料で利用できます。
※画像は、利用できませんのでご注意ください。

【リンクついて】

リンクフリーです。