ブランドの新たな形 - リブランディングボード®の登場
広島に本社を置く株式会社逆光が、この度ユニークなブランディングメソッド『リブランディングボード®』を商標登録しました。このメソッドは、企業や地域の特性を言語と構造の両方から可視化し、単なる短期的な流行ではなく、持続可能な「文化」としてブランドを定着させることを目指しています。これにより、企業は市場での位置づけを再確認し、さらなる成長へとつなげることができます。
商標登録の背景
近年、企業のブランディングは主にプロモーション重視になりがちで、見た目の刷新だけで終わってしまうケースが多く見受けられます。株式会社逆光の代表、佐々木勇氏は、「ブランドは流行ではなく、信念から生まれるべきだ」という強い信念のもと、16年間にわたって実践してきた知識を体系化し、『リブランディングボード®』を確立しました。このメソッドは、ただ情熱を語るだけでなく、それを持続可能な形で綴ることを旨としています。
導入実績
この手法はすでに多くの企業で活用されており、特に創業100年を超える歴史ある企業の成功事例が豊富です。例えば、老舗和菓子店の有限会社カクマル堂では、新商品のブランドストーリーを再構築し、グッドデザイン賞やHADC等への応募も視野に入れた戦略的アプローチが実施されています。また、宮島の伝統工芸品「お砂焼き」を手がける対厳堂では、アップサイクル商品の開発において、『リブランディングボード®』の考え方を活かし、新たな文化の創造に取り組んでいます。
さらに、地域密着型のフォトスタジオ大進創寫舘では、全体的な接客体験を含めたブランド再構築の支援が行われており、同社の「らしさ」を再定義することで、地域で選ばれるブランドへと成長を遂げています。
リブランディングボード®の構成
基本的に『リブランディングボード®』は、以下の2つのセクションに分かれています。
1.
文化の信念(らしさの核)
- 企業の存在意義、ビジョン、ミッションを明らかにし、文化を綴る姿勢を強調します。
2.
ブランドストーリー(綴られる言葉)
- ブランド言語、言動、信念の調和をデザインし、企業としてのアイデンティティを深めます。
このメソッドは、A2サイズのオリジナルデザインボードとして納品され、経営者から現場スタッフ、クリエイティブチームまでが共通語として活用することを意図しています。
今後の展開
株式会社逆光は、今後も『リブランディングボード®』を用いて地方の中小企業や地域ブランドに密接に関わり、その言葉で語られる文化づくりを全国へと広げていく計画です。また、同社が展開する他の独自手法であるENTRY DRAMA™(共感採用パッケージ)やEAMメソッド(感情設計マーケティング)との連携を図り、企業全体のブランディングやマーケティングを統合的に支援していきます。
会社概要
株式会社逆光は、広島県広島市中区に本社を構え、ブランド構築、インターナルブランディング、マーケティング設計支援、コンセプト設計に取り組んでいます。引き続き、社会に意義あるブランドを創出していくことを目指しています。
公式HP:
株式会社逆光
この『リブランディングボード®』の成功を広島から発信し、地域の企業が自身の文化を大切にする助けとなれば、私たちの目指すべき未来に一歩近づけることでしょう。