井仁の棚田で体験
2026-06-12 16:37:19

叡啓大学が井仁の棚田で田植え体験フィールドワークを実施

叡啓大学が井仁の棚田で田植え体験フィールドワークを実施



2026年6月7日、叡啓大学のHIGGINBOTHAM George准教授と学生10名が広島県安芸太田町の井仁地区に足を運びました。このフィールドワークは、地域の特有の文化や伝統的農業に触れることを目的としており、特に田植えの手伝いを行います。

井仁地区は、「日本の棚田百選」に選ばれるほどの美しい棚田が広がる場所ですが、最近では高齢化と人口減少が進み、伝統的な農作業に従事する人々が減少しています。地元の住民たちは毎年この季節に人手を必要とし、外部からの支援を求めています。

棚田は機械化が難しく、ほとんどの作業は手作業で行われるため、地元の高齢者にとっては重労働となっています。実際、かつては約200世帯が暮らしていた井仁地区も、現在ではわずか120人にまで減少しており、その多くが60歳以上です。地域の魅力を維持するためには、こうした訪問者によるサポートが欠かせません。

フィールドワーク当日は、梅雨の時期に合致する雨模様となりましたが、参加者全員は泥まみれになる覚悟で田植え作業に臨みました。車を降りた瞬間、澄んだ空気と豊かな自然が拡がっていることに気づかされました。カエルやオタマジャクシ、色とりどりの昆虫たちが現れる中、学生たちは、広島大学の留学生や地域のボランティアとも協力し、数カ所の棚田で苗を植えることに取り組みました。

作業が終わると、村のコミュニティホールに招かれ、全員で美味しい昼食を共にしました。食卓には、地元で取れた新鮮な山菜料理が並び、特にワラビやタケノコは、旬を迎えた美味しさがありました。

予定では、食後に村や周辺の森を散策することになっていましたが、雨の影響でその計画は延期となりました。地元の方々は、9月か10月の収穫の時期に再度訪れてほしいと温かく招待して下さり、さらなる交流の機会が楽しみです。

今回のフィールドワークを通じて、叡啓大学の学生たちは地域の美しさや人々の温かさを実感し、棚田の重要性を再認識できたことでしょう。また、この活動に協力してくださった井仁地区の方々や移動を手伝ってくださった栗原さんに心から感謝申し上げます。

井仁の棚田は、これからも多くの人々にその魅力を伝え続けていくことでしょう。地域の皆さんと一緒に、伝統的な景観を守る手助けができればと思います。次回の収穫の時期が待ち遠しいです。


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