ファミマフードドライブが500トン達成！地域への食支援の新しい形

株式会社ファミリーマートは、2021年4月よりスタートした「ファミマフードドライブ」において、地域の食支援と食品ロス削減を目的として集まった食品が2025年8月末に累計500トンを突破したと発表しました。この量は、おむすびに換算するとおおよそ500万個に相当します。奥深い意味を持つこの取り組みは、多くの方々の温かい支援によって実現されたものです。

コンビニが地域食支援の拠点に

「ファミマフードドライブ」は、家庭で余ってしまった食品をファミリーマートの店舗に持参し、こども食堂やフードパントリーなどを通じて、食に困っている人々へ届ける活動です。参加方法は簡単で、店舗に食品を持って行くだけ。これにより、気軽に社会貢献ができる仕組みが構築されています。

現在、このネットワークは全国4,746店、653の協力パートナーに拡大しており、地方における食支援の頼もしい柱として位置づけられています。

沖縄での成功例

特に沖縄県での展開が注目されています。沖縄ファミリーマートは、2023年6月に那覇市で県内初の「ファミマフードドライブ」を立ち上げ、以後急速に他の市町へも広がりました。2025年9月には、開始から2年余りで100店舗が参加する見込みです。この活動は大いに評価され、地域貢献を推進するセミナーにも登壇するほどになりました。

那覇市社会福祉協議会からは、生活困難な方々からの切実な声が寄せられています。「今日食べるものがない」という相談が増え、「ファミマフードドライブ」を通じて集められた寄贈品が、そのような家庭に食料として提供されているのです。家庭に小さなお子様がいるケースでも、粉ミルクの寄付が安堵に繋がる様子は感動的です。

スヌーピーとのコラボ

この活動の普及を図るために、ファミマフードドライブは「PEANUTS」とのコラボキャンペーンを展開しています。2025年9月から、スヌーピーとコラボしたオリジナルデザインの寄付受付BOXが東京で設置され、幅広い層の人々からの関心を集めています。また、寄付後にQRコードからアンケートに回答すると、スヌーピーのオリジナルスマホ壁紙が貰えるキャンペーンも実施中です。これにより、社会貢献活動をより楽しく、身近に感じてもらえる取り組みを行っています。

未来への展望

「ファミマフードドライブ」は、地域の食支援と同時に食品ロス削減を目指すサステナブルな活動です。ファミリーマートは今後もこの取り組みを拡大し、より多くの人が参加できる環境を整えていく予定です。地域のつながりを深めながら、優しさの連鎖を生み出すこの活動は、多くの人々の手によって発展していくことでしょう。