新たな連携で持続可能な農業を実現へ
広島県三原市を拠点とする株式会社八天堂は、2023年に株式会社マイナビ、Plan・Do・See(PDS)と提携し、持続可能な農業を推進する新たなプロジェクトを始めました。2025年8月1日、東京都内で行われた連携協定式では、各社の代表が顔を揃え、消費者と環境に配慮した新商品を開発することを誓いました。
共同開発の背景と目的
このプロジェクトは、消費者が食を通じて持続可能な農業を実現することを目指しています。具体的には、形や色が規定に満たず、流通にのせることができない高品質の規格外果物を利用し、新たな「くりーむパン」を開発することがその一環です。八天堂は、地域に貢献することを理念に、食品ロス問題に対する取り組みを続けてきました。
皆さんが馴染みのない「規格外」品の果物も、実はその本来の味わいが高く、特に丹波栗やミガキイチゴのように精選された素材を使うことで、全く新しい魅力を持った商品として生まれ変わります。
開発商品について
丹波栗くりーむパン
兵庫県の丹波栗を材料にしたこの商品は、2025年9月1日から11月末まで販売されます。品評会で高評価を得た丹波栗を使用し、八天堂の保有するカスタードクリームへ豊かな栗の風味を加え、しっとりとしたパン生地の中に詰め込みました。
この栗のペーストを使用することで、自然な甘さと風味を引き立てた自信作です。具体的な販売価格は450円(税込)で、八天堂の直営店やオンラインショップ、主宰するサービスを通じても購入可能です。
ミガキイチゴくりーむパン
一方、宮城県の「ミガキイチゴ」を使用したこの新作は、2026年3月1日から販売される予定です。このいちごは、厳選された品種から作られたジャムを使用し、イチゴの素材本来の味わいを楽しむことができるように仕上げられています。
味のシンプルさを大切にしつつ、二層に仕立てたこのクリームは驚くほどの味わい深さを実現しています。
企業の取り組み
各社の紹介
- - マイナビ農業:農業総合情報サイトとして、専門的な知識と新たなビジネスチャンスを提供。
- - Plan・Do・See:国内外で多様な事業を手掛け、地域特性を活かしたホテルやレストラン事業を展開。
- - 株式会社こうはた:丹波栗の品質向上を目指し、丹波栗の生産から販売まで行っている。
- - 株式会社GRA:宮城県の特産品「ミガキイチゴ」を育て、付加価値を付ける幅広いビジネスを展開。
八天堂はこれらの取り組みを通じて、持続可能な農業の重要性を伝え、同時においしさを追求した商品を提供し続けることを誓っています。消費者の皆様にとって、より楽しく、持続可能な未来につながる選択肢を提供するこのプロジェクトに、ぜひご注目ください。
最後に
八天堂の新たな理念に基づく持続可能な農業の取り組みは、今後も目が離せません。環境に優しく、かつ美味しい食品を提供することで、地域貢献にもつなげていくこのプロジェクトが、広島から全国へと広がっていくよう願っています。