バンコクで実証スタート
2026-06-23 11:21:31

イーグリッドがバンコクで電動バイクの新技術実証を開始!

イーグリッド、バンコクでの電動バイク実証研究をスタート



株式会社イーグリッドは、2026年4月にタイ・バンコクで「電動バイクドライバーの運転時行動解析による消費エネルギーの効率化と安全運転の促進」実証研究を開始し、6月19日にはオープニングセレモニーを開催しました。このプログラムは、国立研究開発法人 新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)の支援を受けています。これまでに数百万台のバイクが走行するタイ国内において、イーグリッドは、電動バイクの消費エネルギーを最大20%削減し、事故率の低下、業務の効率化を目指すBtoBプラットフォームを提供します。

バイクを支える基幹産業の現状



タイのバイクタクシーや宅配業界は、物流や人々の暮らしに欠かせない存在ですが、フリート事業者は「見えないコスト」と呼ばれる隠れた経営課題を持っています。そのため、イーグリッドは、データ解析を通じて運転行動を改善する取り組みを行っています。

テレマティクス技術の導入



今回の実証実験は、GPS、加速度センサー、AIを組み合わせたテレマティクス技術を活用しています。バイクに乗る際からすべてのデータをリアルタイムで収集し、AIが解析を行います。収集されたデータはクラウドに蓄積され、「いつ・どこで・どう走ったか」が可視化され、ドライバーへフィードバックが行われます。

  • - リアルタイム走行データ収集:電動バイクに搭載されたGPSと加速度センサーによって、20台のバイクのデータを常時収集します。
  • - セーフティードライブ診断:急加速や急制動などの非効率な運転パターンをAIが検知し、スコア化してドライバーに伝えます。
  • - エコドライブ診断:走行後にアプリを通じて改善提案をプッシュ通知し、行動の変容を促します。
  • - フリート管理:全体のエネルギー消費や安全スコアをリアルタイムに可視化し、経営判断をサポートします。

導入による企業のメリット



この新たな技術を導入することで、電動バイクのフリート事業者は、以下の3つの定量的なメリットを享受できます。これらは、NEDOの実証研究に基づいて評価された結果です。

1. 電力コストの大幅削減:急加速や急制動を減らすことで、1台あたりの充電コストが低減され、フリート規模が大きくなるほどその効果は更に大きくなります。

2. 事故や故障リスクの低下:安全スコア向上にともない、修理費や保険費、ダウンタイムが減少し、ドライバーの安全が守られます。

3. 業務の可視化と意思決定支援:全体のデータを一元管理することで、管理者は現場の状況をリアルタイムで把握し、適切な指示を出すことができます。

オープニングセレモニーの様子



2026年6月19日、バンコク市内のホテルで開催されたオープニングセレモニーでは、多くの関係者が集まり、プログラムの正式開始を祝いました。代表取締役CEOの小村淳浩氏が開会の挨拶を行い、続いてタイ工業省や日本大使館の関係者からも応援のメッセージがありました。会場では、リアルタイムデータに基づくデモンストレーションも行われ、参加者からは多くの関心と質問が寄せられました。

今後の展開と期待



今後、イーグリッドは2026年内にバンコクでのデータ収集やAIモデルの構築を進めた後、2027年にはタイ国内での商用化を目指します。またその後、インドネシアやベトナム、フィリピンなどにも展開を計画し、最終的には世界市場への進出を見据えたサービス展開を行います。この取り組みは、電動フリート管理のデジタルインフラとして、アジア地域だけでなく、全球的に影響を与えることが期待されています。

会社情報



株式会社イーグリッドは、島根県出雲市に本社を置く企業で、設立は2010年です。近年ではAI駆動開発やMaaS事業、デジタルマーケティングなど多岐にわたるサービスを展開し、今後の成長を目指しています。


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