日本とルワンダの平和
2026-08-15 12:27:18

81年を経て踏み出した日本とルワンダの新たな平和の形

81年を経て踏み出した日本とルワンダの新たな平和の形



2026年8月7日、特定非営利活動法人なかよし学園プロジェクトの中村雄一代表が、ルワンダのキガリ・ジェノサイド・メモリアルを訪れ、国際非営利組織Aegis TrustのCEOであるFreddy Mutanguha氏と平和に関する意見交換を行いました。この訪問は、日本における終戦81年を迎える中で、ただ平和を「願う」だけでなく、積極的に「つくる」ための重要な一歩として位置付けられました。

平和ポスターでつなぐ思い



中村代表は、広島市立広島特別支援学校の生徒が作った平和ポスター「FOREST OF HOPE」をはじめ、様々な平和を象徴する作品をFreddy氏に紹介しました。特に印象的なのが、広島出身の中村事務局長が行った「靴下折り紙」での鶴制作です。この場面ではFreddy氏も一羽の鶴を折り、その鶴はルワンダから日本へと持ち帰られることとなりました。

この活動は、広島市、広陵町、ルワンダといった地域を超えた繋がりを生み出す「CoRe Loop」を形成する第一歩であり、日本の地域から生まれた素材が、ジェノサイドの記憶と再発防止教育に寄与するという意義は、さらに深いものがあります。

ジェノサイドメモリアルの意義



キガリ・ジェノサイド・メモリアルは、1994年のツチに対するジェノサイドの犠牲者を追悼する場所であると同時に、教育の場でもあります。ここでの「平和と価値の教育」は、実際の物語を通じて若者たちの共感や批判的思考を育む取り組みであり、年間約250万人の生徒に影響を与えているとされています。

Aegis Trustは、ジェノサイドを未然に防ぐため、記憶・研究・教育を通じて活動しており、Freddy氏がその活動の重要な一翼を担っています。彼は、10代の時にジェノサイドを生き延び、現在では次世代の教育者として平和の理念を世界各国へ広めています。

行動する平和への道



中村代表とFreddy氏は、ただ折り鶴を作ることだけではなく、それに込められた思いをしっかりと受け止め、次のアクションへとつなげていくことの重要性を強調しました。「願う平和」を囲むだけではなく、現場の状況を理解し、関係を繋ぐことが重要です。

Freddy氏が製作した靴下折り紙の鶴は、その形を通じて今後の平和の活動を象徴するものであり、地域や自治体を越えた広がりを持つ可能性を秘めています。これにより、ルワンダが次にどのような行動を取るかは、全ての関係者が共に考え、共に育つものであるべきと訴えています。

小さな実践から始める



「CoRe Loop」は循環型の学びのモデルであり、地域での学びから得たものが海外で実践され、その反応が日本に還ってくる仕組みです。このような循環を通じて、学校から地域、自治体を越えた多様な協働が促進されます。

また、なかよし学園は、これまでの取り組みを通じて、シリアや南スーダンなどでも地域と共に教育や支援に関わってきました。彼らは、戦争の条件を変えるための教育が、単なる平和の思想を超えた実践として、個々の生活や関係の改善へとつながることを目指しています。

未来へのさらなる展望



81年を迎えたこの日、なかよし学園がルワンダで体現した「新たな平和の形」は、未来の平和教育に向けた重要なステップです。Freddy氏が作った折り鶴は、単なるアートではなく、教育や学びの道具として、次の協働の出発点になることを願っています。

「支援される側」とされることから、互いに支え合う関係構築を目指して、なかよし学園は平和な社会へ向けた活動を続けていきます。これからも彼らの活動に注目し、支援を続けたいと思います。


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