廃食油を活用した燃料
2025-09-02 15:36:13

エターナルホスピタリティグループとENEOSが手を組み廃食油を航空燃料に活用

エターナルホスピタリティグループとENEOS、廃食油の再活用を推進



2023年、エターナルホスピタリティグループ傘下のエターナルホスピタリティジャパンが、ENEOSと連携し、廃食油を持続可能な航空燃料(SAF)として活用する取り組みを進めるための協定を締結しました。この取り組みの背景や目的、そして具体的な内容について解説します。

廃食油の再活用とは



国内で広がる廃食油の問題を受けて、食品業界はその再利用に向けた取り組みを強化しています。本協定の締結により、エターナルホスピタリティグループが運営する焼鳥チェーン「鳥貴族」から排出される廃食油が、ENEOSのSAF製造プラントで使用されることになります。

具体的には、341店舗の「鳥貴族」から回収される廃食油を、和歌山県有田市にあるENEOSが運営する国内最大規模のバイオ燃料製造プラントに提供します。このプラントでは、廃食油を原料とした持続可能な航空燃料の生産が行われる予定です。

脱炭素化への貢献



航空業界は、環境負荷を軽減するために脱炭素化が求められています。本取り組みは、廃食油を航空燃料に再用途することで、温室効果ガスの排出削減に寄与することを目指しています。たとえば、SAFの利用は、従来のジェット燃料と比べてCO2の排出を大幅に削減することができるため、環境保護に貢献します。

エターナルホスピタリティグループは、企業理念である「焼鳥屋で世の中を明るくしていきたい」との思いを持って、持続可能な社会の実現を目指し、今後も様々な取り組みを進めていく予定です。

鳥貴族の魅力



「鳥貴族」は、1985年に大阪で創業し、390円均一の焼鳥を提供する人気チェーン店です。現在、全国に661店舗を展開しており、その人気の理由は、国産鶏肉を使用することにあります。2014年からは「国産国消への挑戦」を掲げ、2016年からはすべての食材を国産にする取り組みを行っています。特に、名物の「貴族焼」は、鳥貴族シグネチャーメニューとして多くのファンに支持されています。

まとめ



エターナルホスピタリティグループとENEOSの連携は、廃食油を利活用し、航空業界の脱炭素化に寄与する重要なステップです。この取り組みは新しい時代のビジネスモデルとして、持続可能性を重視した再活用の流れを加速させるでしょう。私たち消費者も、このような取り組みを通じて環境への配慮が深まることを期待したいものです。


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