広島大学と日研トータルソーシングが手を組む、半導体人材育成の新たな挑戦
日研トータルソーシング株式会社が、国立大学法人広島大学と協力して「広島大学半導体リカレントアカデミー」に参画します。この取り組みは半導体業界の人材不足という深刻な課題に対処することを目的としています。日研は、マイクロンメモリジャパン株式会社と共に、実務に即した基礎教育プログラムを開発し、研修の実施に取り組みます。
背景
最近の生成AIなどの急速な技術進展は、日本の半導体産業にさらなる競争力強化を求めており、特に人材の確保と育成が非常に重要な課題となっています。大規模な設備投資を計画している半導体メーカーにとっては、製造設備の維持や研究開発を行う技術者の育成が急務です。広島大学は、社会人を対象とした半導体関連のリカレント教育プログラムを実施し、業界全体の持続的発展に寄与する人材を育成することを目指しています。
今回のプログラムは、文部科学省による「リカレント教育エコシステム構築支援事業」として、広島大学やせとうち半導体コンソーシアム、マイクロン社との連携のもと展開されており、日研は半導体オペレーターの人材を育成するためのプログラム開発と講師の派遣を行います。
研修プログラムの概要
日研トータルソーシングは全国に62カ所の研修施設を持ち、年間約13,500名の研修実績があります。このノウハウを活かし、「半導体技能者派遣プログラム」を広島大学やマイクロン社と連携して展開します。このプログラムでは、業界で豊富な経験を持つ講師を派遣し、10日間の研修が計画されています。この中で、半導体製造企業での就業に必要な基礎知識や安全に関する教育が行われる予定です。
このプログラムは、以下の内容を含んでいます:
- - 半導体基礎やプロセス安全に関する講義
- - クリーンルームの見学
- - 装置点検のシミュレーション
- - 安全教育
- - 装置整備訓練
本年度には、計5回、約100名の参加者を対象に実施される予定で、参加者は新たに半導体業界に挑戦することができるようになります。
日研トータルソーシングの理念
日研トータルソーシングは「人的資本創造企業」として、業種や職域の枠を越えて多様な人材を育てることに力を入れています。人材ソリューションを通じて、働く人や企業、そして社会全体の可能性を広げていくことを目指しています。
これからも、半導体業界の人材不足や技術者不足に対し、日研の強みである研修力を駆使し、未経験者からの人材育成に努め、業界全体の人材ニーズに応えていきます。日研と広島大学の連携が、未来の半導体業界を支える人材を生む大きな一歩となることでしょう。