叡啓大学卒業生の新たな挑戦
広島市中区にある叡啓大学は、2025年3月に初の卒業生を輩出します。その中で、木村侑平さんと府川凛平さんは、卒業後に「株式会社水都広島」を設立し、地域に新たな価値を創出するべく活動を開始しました。最近、彼らが提案したプロジェクトが広島県の支援を受けることが決定しました。このプロジェクトは「献身性による行動変容プログラム:水都広島からの健康社会実現へ」であり、若者の運動不足解消を図るものです。
「推し活」を活用した新プログラム
近年、若い世代の運動不足が社会問題となっています。特に、健康に無関心な層が増えており、従来の健康増進施策には参加しにくい状況です。そこで、彼らは「推し活」に注目しました。この熱心なファン活動に運動をリンクさせることで、楽しみながら健康を促進する新しいアプローチを提案しています。生涯スポーツを楽しむ環境を整え、若者が主体的に運動に取り組む手助けをしていくことが目的です。
地域社会への貢献
「株式会社水都広島」は、叡啓大学で学んだ知識を基に、広島の水辺空間に新たな価値を提供することを目標としています。都市機能と自然環境を両立させた持続可能な街づくりに携わることで、地域社会の魅力を高めていきます。彼らの挑戦は、運動不足の解消だけでなく、広島の街の発展にも大きく寄与することでしょう。
Campsアクセラレーションプログラム「PANORAMA」
今回、彼らのプロジェクトは、第9期Campsアクセラレーションプログラム「PANORAMA」に採択されました。このプログラムは、広島県が支援するもので、イノベーションを目指す挑戦者たちに新しいビジネスアイデアの創出や事業の拡大をサポートします。今後、木村さんと府川さんは、2025年9月から活動を開始し、同年10月には交流ピッチデイを開催します。最終的には2026年2月に成果発表が行われる予定です。
まとめ
叡啓大学の卒業生が取り組む「推し活」と健康行動の融合は、運動不足の問題を解決するための革新的な試みです。今後の彼らの活動から目が離せません。ぜひ、彼らの挑戦を応援していきましょう。