ASEANと高齢者ケア
2026-06-09 12:40:01

ASEANと広島の小島が結んだ高齢者ケアの未来とは

ASEANと広島の小島が結んだ高齢者ケアの未来とは



広島県呉市の大崎下島を拠点に活動するNurse and Craft株式会社が、この度フィリピンで開催された「ASEAN High-Level Meeting on Unlocking the Silver Economy」において、注目を集めました。この会合では、深澤裕之代表が高齢者ケアにおける実践を発表し、多くの参加者の関心を得ることに成功しました。特に、アジアが直面する高齢化の課題に対して、日本の取り組みがどのように活かされるかが議論されました。

会合の概要



2026年6月4日、深澤氏は「Case Study 7:Promoting active ageing in Japan through technology, social participation, and economic engagement」と題したプレゼンテーションを実施しました。この成果報告は、ASEANの加盟国政府、国連機関(UNFPA・ESCAP)、アジア開発銀行、世界銀行などが参加する中で行われ、特に人口減少と高齢化が進行する大崎下島でのアプローチが注目されました。

実践モデルには、訪問看護、予防医療、地域コミュニティ活動の統合が含まれており、参加者からは強い共感を得ました。高齢者が地域に住み続ける『Aging in Place』の理念は、ASEAN各国にとっても今後の重要なテーマとなるでしょう。

深澤氏のコメント



「ASEAN諸国の高齢化率はまだ低い水準ですが、将来的な課題として非常に意識されています。特に、高齢者が普段の生活を続けられる環境を構築することが、会合の中で強調されました。」と深澤氏は述べ、島嶼地域特有の医療資源の不足やコミュニティの分断リスクについても触れました。

Nurse and Craftが大崎下島を拠点に選択した背景には、ここに日本の高齢社会の縮図があるという思いがあります。高齢化の中で直面する課題は、何も日本だけのものではなく、ASEAN地域においても同様の困難が存在しています。

日本の強みと課題



深澤氏は、日本が抱える多様な高齢化の問題こそが、競争力の源泉となると考えています。少子高齢化や社会保障費の増大といった悪材料ばかりが強調されますが、現場での経験と知見は、アジア太平洋地域の他国にとっても非常に価値のあるものです。シルバーエコノミーへの挑戦も日本ではまだ少ない中、彼らはこの現場から新たな発信を続けることの重要性を強調しました。

Nurse and Craftが提供する「STARTWELL」サービスは、訪問看護やヘルスツーリズムと連携した予防医療の取り組み布石となります。日常の健康データを活用し、高齢者が必要とする医療・介護サービスへつなぐことを目指しています。このように、地域に根ざした実践は、世界的な視点から見ても重要であると認識されています。

結論



高齢化問題に立ち向かう日本の姿勢は、他国との連携を通じてさらに強化されるべきです。Nurse and Craftが大崎下島から発信する「高齢者が穏やかに暮らせる社会」に向けた取り組みは、ASEAN地域においても響き渡ることでしょう。今回の会合を契機に、新たな課題への挑戦が生まれることを期待しています。


画像1

画像2

画像3

関連リンク

サードペディア百科事典: Nurse and Craft 高齢者ケア 大崎下島

トピックス(その他)

【記事の利用について】

タイトルと記事文章は、記事のあるページにリンクを張っていただければ、無料で利用できます。
※画像は、利用できませんのでご注意ください。

【リンクついて】

リンクフリーです。