春のファステラウン
2025-03-21 12:01:26

春の光が広がる広島で開催されたデンマークのファステラウン祭りレポート

春の訪れを祝うデンマークのファステラウン



2023年3月2日、広島の中区に位置する広島アンデルセンにて、デンマークの伝統的なお祭り「ファステラウン」が開催されました。このイベントは、イースターの約7週間前の日曜日に祝われるもので、春を迎える準備として厄を払い、新しい季節の到来を喜ぶ意味が込められています。

華やかに彩られた会場



会場は芽吹いた花々を模した装飾で飾られ、春の息吹が感じられる暖かな雰囲気に包まれていました。特に注目されたのは、クラフトやアイロンビーズで作られたウインドウディスプレイで、色とりどりの飾りは来場者の目を楽しませていました。

子どもたちの笑顔が溢れた樽たたき



イベントの目玉は屋外のヒュッゲパークで行われた「樽たたき」でした。木製の樽にはファステラウンの象徴である黒猫が描かれており、参加した子どもたちは大興奮で順番に樽を叩きました。樽が割れると、中からはカラフルな飾りやボールが飛び出し、子どもたちはそのボールと引き換えに、広島アンデルセンの人気メニューであるソフトクリームやキッズバスケットのチケットを手にしました。

ファステラウンボーラのお絵描き体験



また、ファステラウンには欠かせないパン「ファステラウンボーラ」にお絵描きができるコーナーも用意され、参加者はアイシングを使って思い思いのデザインを施しました。ベーカー長からデンマークのファステラウンの伝統について聞くことができ、パンをクリームと共に楽しむアクティビティは大好評でした。所要時間は約30分で、計3回行われ、参加者は笑顔でパン作りを楽しんでいました。

参加者の声



イベント終了後、参加した皆さんからは嬉しい声が続々と寄せられました。「ファステラウンについて初めて知った」「樽たたきで人見知りだった子どもが楽しんでいる姿を見て成長を感じた」「お絵描きの体験で直接教えてもらえて楽しかった」といった感想がSNSでも多数シェアされ、盛り上がりを見せました。

ファステラウンの文化的背景



ファステラウンは16世紀から続くデンマークの伝統行事で、厄払いと春の到来を祝う重要なイベントです。子どもたちは仮装し、用意された木樽を叩いて春を迎える準備をします。かつては黒猫が樽に入れられ厄を追い払うという意味があり、現在ではお菓子や玩具が入っていて、樽を叩き割った小さな王様に王冠が授けられます。

デンマーク名物・ファステラウンボーラ



ファステラウンには、特性のパン「ファステラウンボーラ」が欠かせません。元々はキリスト教の断食前に食べられてきたもので、現在では春を待ち望むパンとして楽しまれています。広島アンデルセンでは、スタイリッシュなアレンジを施したモダンタイプのファステラウンボーラが特に人気で、デンマークの「Politiken」では「最も美味しいファステラウンボーラ」として紹介されました。

これからの広島アンデルセン



ファステラウンを通じて、広島アンデルセンは地域の皆様とのつながりを深め、新しいデンマーク文化を体験できる場を提供します。次回のファステラウンは来年も2月15日に予定されているとのこと。広島の春を感じるこの楽しいイベントをお見逃しなく!

詳しい情報については、広島アンデルセンの公式ウェブサイトやSNSをチェックしてください。


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