環境に配慮したブルーシートリサイクルの取り組み、ライフデザイン・カバヤの新展開

環境にやさしいブルーシートのリサイクル

ライフデザイン・カバヤ株式会社は、環境保護と持続可能な社会の実現に向けて、斬新な取り組みとして建築現場で使用されるブルーシートのリサイクルを推進しています。このプロジェクトは、「Re VALUE+（リバリュープラス）」というスキームを活用しており、国産ブルーシート製造大手である萩原工業株式会社の協力を得て進めています。自主的なリサイクルにより、廃棄物の削減と再利用を促進しています。

リサイクルプロジェクトの概要

プロジェクトは2022年から始まり、使用済みのブルーシートを回収し、洗浄して再生可能なペレットを制作。その後、再生材を使用して新たにブルーシートを製造します。初期段階の再生材使用率は約10%でしたが、現在は技術の進歩により25%に引き上げられています。この成果は、持続可能な資源利用への大きな前進と言えるでしょう。

新洗浄装置の導入

2025年6月から、萩原工業株式会社は岡山県赤磐市に新しい使用済みブルーシート洗浄装置を設置する予定です。この装置によって、洗浄プロセスの品質と生産性が向上し、より多くの再生材料を利用できるようになります。そのための年間約30トンのブルーシートを回収する計画も立てられています。

新しい洗浄装置は、使用済みブルーシートを粉砕・洗浄・脱水することで、不純物を限界まで取り除きます。これにより、再生ペレットの品質が向上し、効率的な生産が可能になります。ブルーシートから再生された新しい製品は、「ターピーリバリュープラスシート#2500」として販売され、環境配慮型のエコマークを取得しています。

持続可能な社会の実現に向けて

この取り組みには、地球環境への負荷を軽減する目的もあります。建築現場で使用されるブルーシートは、一度使った後に廃棄されることが多く、環境負荷が増大していました。しかし、ライフデザイン・カバヤが進めるリサイクルプロジェクトにより、これらの廃棄物を有効活用することが可能になります。これによって、温暖化ガスの排出量の削減にもつながります。

未来のリサイクル

今後、ライフデザイン・カバヤは、水平リサイクルのさらなる強化に努めると共に、消費者や建築業界にもその重要性を広めていくことを目指しています。環境に優しい青い資源を次世代へ引き継ぎ、持続可能な社会を作るために、企業の役割はますます重要になっていくことでしょう。これからの広島、岡山エリアのリサイクル技術にぜひ注目してください。

リサイクル可能なブルーシートの未来は、私たちの手の中にあります。社会全体がこの活動を応援し、共に持続可能な未来へ進んでいくことが、今後の課題となります。