株式会社Pacific Metaが広島でのピッチコンテストで部門優勝！スポーツとの融合した革新提案

株式会社Pacific Metaが広島のピッチコンテストでの部門優勝！

2025年11月21日、広島県で行われた「ひろしまSPORTS×TECH指名会議2025」では、株式会社Pacific MetaがAIサンドボックス部門で見事な成績を収め、優勝を果たしました。このイベントは、広島県主催のオープンイノベーションに特化した大規模な企業誘致キャンペーンであり、テクノロジーとスポーツの融合をテーマとした革新的なアイデアが求められました。

広島のスポーツ文化を支える新たな仕組み

当日は、同社の事業開発マネージャー池村竜也氏が登壇。彼が提案したのは、AIとNFTを用いた新しいスポーツ応援の在り方でした。広島県内のスポーツチームが直面している資金調達の壁や、ファンとの接点を持続させるための革新的な解決策が提示されました。

「資金調達の限界」や「ファンとのつながり不足」といった複数の課題に対し、提案されたのは「用具NFTの発行・販売」と「AIによるデータ運用の自動化」を組み合わせたモデル。これにより、資金面とファンエンゲージメントを同時に強化できる仕組みが構築されています。

実際の提案内容とは？

1. 用具NFTによる資金調達：
チームはバットやボールなどの用具をNFT化し、ファンに販売することで収入源を増やす仕組みです。この方法により、コストが収益に変わり、ファンは応援の証しとして用具のオーナーとなることができます。その上、特典として選手との交流や練習見学も提供されます。

2. AIによる支援の可視化：
NFTを購入したファンは、自らの支援が実際にどのように役立っているのかをAIが作成するレポートで確認可能です。これにより、ファンエンゲージメントが高まります。

3. 低コストでの運用：
NFTのデザインやレポート作成にはAIを活用し、運用コストを抑えることで、地域スポーツチームにも適用しやすいモデルが形成されました。

イベントの意義とプロフィール

「ひろしまSPORTS×TECH指名会議2025」は、スポーツチームが抱える課題を最新技術で解決することがテーマに掲げられ、多くの全国からの企業の中で選ばれたPacific Metaの提案は、その内容、実現可能性において審査員全員の支持を得ました。

審査員には、広島県知事やスポーツ庁のアドバイザーなど、多くの著名な方々が名を連ねており、幅広い視点から提案が評価されました。

地元への思いと未来の展望

池村氏は自身が広島で育ったことを背景に、地元スポーツチームを支援するという理念のもと、提案を行ったことに感謝の意を表しました。「広島には市民が球団を支えた歴史があり、最新の技術を通じてそれを現代版に進化させたい」との思いを語りました。

今後はこの提案が広島内での実証実験へと進むことが予想され、さらには全国に向けたモデルケースとして拡大していくことを目指しています。各地域のスポーツチームや部活、音楽団体など幅広い団体での活用が期待され、地域振興に貢献できる新たな道が開かれるでしょう。