平和の尊さを学ぶ
2025-08-25 14:23:26

広島・長崎訪問がもたらす平和の尊さとその継承

平和の尊さと次世代への継承



2025年は、戦後80年となる国際協同組合年です。この特別な年を迎えるにあたり、パルシステム生活協同組合連合会は、広島県と長崎県で原爆の実相を学ぶ訪問ツアーを実施しました。合計93名の参加者が、原爆の悲惨さを学び、平和の重要性を再確認する機会となりました。

参加者たちの思い



訪問は、会員生協が主催する「ピースアクション in ヒロシマ・ナガサキ」のプログラムの一部として行われ、今年の初春から夏にかけての期間に実施されました。小学生から大人まで、参加者はそれぞれの視点から被爆の実態に触れました。たとえば、パルシステム群馬からの参加者は、広島平和記念資料館を訪問し、「原爆で亡くなった方々や、残された被爆者がどれほど苦しんできたかを感じた」と語ります。子どもたちは、「平和を伝えていくことに努めたい」と決意を表明しました。

対して、長崎を訪れた参加者は、国立長崎原爆死没者追悼平和祈念館にて、実際に7歳で被爆した方の証言を聞くことで、「どんなに年月が経とうとも、その悲しみや苦しみは消えないのだ」と実感しました。

被爆者の思いを受け止める



「ピースアクション in ヒロシマ」では、8000人を超える原爆犠牲者の命が奪われた場所である平和記念公園を訪れ、参加者は高校生ガイドから説明を受けました。原爆孤児である山田寿美子さんの証言を聞いた小学生は、「被爆者はいつまでも苦しんでいる」と大きな衝撃を受けていました。このように、参加者たちは、ただの記録ではなく、自らの体験や心の中に生きている生の声として受け止めていきました。

広がる平和のメッセージ



この訪問を通じて、各地の生活協同組合の参加者たちは、次世代に対して平和のメッセージをどう伝え、また、どのように貢献できるかを考える機会を得ました。「私たちの世代で伝えることこそが、未来の子どもたちにつなげる大切な使命だと思います」と、一名の参加者は語りました。

また、生活協同組合パルシステム東京では、「原爆投下前の平和な暮らしを知ってほしい」という思いを持つ参加者が、多賀俊介さんのガイドで原爆の被害を受けた遺構を見学するイベントに参加しました。このように、体験と学びは、参加者一人ひとりの意識を深め、未来の平和のための活動へとつながっていくのです。

未来への希望



生活協同組合の訪問プログラムは、参加者たちから「自分たちが直に見聞きしたことを、地域や学校で伝えていきたい」という意見が多く寄せられる結果となりました。原爆がもたらした苦しみを目の当たりにし、参加者はそれぞれに「核兵器が地球上から無くなり、平和な世界を実現するために何ができるか」を考えるようになりました。

その思いが、来る2025年に向けた国際協同組合年のメッセージをも体現することとなるのです。これからも、彼らの思いを受け継ぎ、平和の大切さを広めていく活動は続いていくことでしょう。


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