DXプラットフォーム『Smart Fine』が中小企業を支援
株式会社オービックビジネスコンサルタント(OBC)と、広島銀行は協力して、請求書の受領から支払い、決済までをデジタル化する新しいプラットフォーム『Smart Fine』の提供を開始します。このプラットフォームは、特に中小企業の経理業務を効率化し、DX(デジタルトランスフォーメーション)を推進することを目的としています。
コロナ禍によるデジタルシフトの加速
新型コロナウイルスの影響により、リモートワークが普及し、企業は迅速にデジタル化を進めなければならなくなりました。これを受けて、日本国内では約78%の企業が請求書のデジタル化を実施しています。しかし、請求書処理の後続業務—確認や支払処理のデジタル化は、依然として多くの企業にとって難題です。特に中小企業においては、経理業務の継続的なデジタル化が進んでいないのが現状です。
共同開発の背景
OBCと広島銀行は、この状況を受けて、地域の中小企業を支えるために『Smart Fine』の開発に着手しました。このプラットフォームは、請求書を受け取る際に自動的にデジタルデータに変換し、以降の支払いプロセスまでをスムーズに連携させることができます。これによって、手作業で行っていた支払予定表の作成やFBデータの準備が不要になり、より正確かつ迅速な処理が可能となります。
DX推進に向けた業務提携
OBCと広島銀行は、ただプラットフォームの提供にとどまらず、業務提携を強化しながらサービスの拡販を実施していく方針です。特に、中国・四国地方の中小企業を中心にDXの推進を図り、地域経済の活性化に貢献していきます。『Smart Fine』の導入により、業務プロセスの効率化だけでなく、中小企業のデジタル化を進めることが期待されています。
セミナーの開催予定
また、両社は共同で地域密着型の営業活動やセミナーを展開していきます。8月22日には、「奉行DX サミット2025 in 広島」が開催され、このイベント内で広島銀行と協力したセミナーも行われます。セミナーでは、経理業務の効率化やデジタル化の重要性について紹介される予定です。
開催概要
- - 日時: 8月22日(金)10:00~17:30
- - 場所: TKP広島本通り駅前カンファレンスセンター
- - 講師: 広島銀行とOBCの担当者
このセミナーは、複数名の参加も可能ですが、定員に達し次第、申し込みを締め切りますので、興味のある方は早めに申し込みを行うことをお勧めします。
まとめ
広島銀行とOBCによる『Smart Fine』は、請求書処理の全プロセスをデジタル化する新しいサービスです。中小企業のDXを進めることで、経理業務の負担を軽減し、より効率的な業務運営を実現することが期待されています。今後も両社の取り組みから目が離せません。
【参考リンク】