セブン‐イレブンの挑戦が生んだ未来型店舗の取り組みと成果

セブン‐イレブンの挑戦が生んだ未来型店舗の取り組み

2025年日本国際博覧会（大阪・関西万博）が、10月13日に閉幕しました。このイベントの中で、株式会社セブン‐イレブン・ジャパンは全く新しい形の店舗を2ヵ所、つまり「西ゲート店」と「ウォータープラザ店」を運営しました。これらの未来型店舗は、未来社会の共創や新たなアイデアの発信を目指したもので、多くのお客様に新しい体験を提供しました。

この184日間の期間中、訪れた来店客数は164万人を超えました。特に「西ゲート店」では、おにぎりの販売数が全国でも最多となり、1日あたり平均2,341個を売り上げました。特に人気だったメニューは、手巻きおにぎりのツナマヨネーズやしゃけなどで、地元ならではの素材が多くの人に喜ばれました。彼らの取り組みは、環境意識を持つ未来型社会の実現に向けた重要な一歩とも言えるでしょう。

環境課題への取り組み

セブン‐イレブンは、持続可能な社会の実現に向けた様々なアプローチを取り入れています。具体的には、次世代グリーン冷媒「R-474B」の採用や、B100燃料を活用した配送システムの導入を実施しました。これにより、CO2排出が大幅に削減され、持続可能な社会の実現に努めています。

お客様参加型の資源循環プログラムも展開しており、購入されたペットボトルやプラスチック容器の回収を行っています。これらの取り組みは全体として、環境問題の解決に大きく寄与するものと評価されています。

賞を受けた取り組み

大阪・関西万博では、セブン‐イレブンが行った取組みが評価され、博覧会協会より「脱炭素部門」と「調達部門」の2つで表彰を受けました。この受賞は、店舗での環境へ配慮した取り組みや、持続可能な食材の調達に対する業界の期待を示すものです。

お客様が誌面を彩ったサービス

万博期間中に提供された、多言語表示やアレルゲン表示などのサービスにより、インバウンド対策が強化され、多様な文化圏のお客様により親しみを与えました。また、「お店で焼いたシリーズ」など、できたての商品をお客様に提供する新しいカウンタースタイルも好評でした。

将来へのビジョン

セブン‐イレブンでは、万博で得た経験を社内回収し、今後の店舗運営や新たな商品の開発に活かす方針です。また、万博で使用された設備は他の店舗でも展開し、店舗の持続可能性を高める施策が考えられています。これにより、未来型店舗の取り組みが、全国的に広がることが期待されます。

セブン‐イレブンの「未来型店舗」における挑戦は、私たちの日常生活に新たな価値を生み出すのと同時に、持続可能な社会の実現に向けた重要な一歩となるでしょう。今後のセブン‐イレブンの進化に、どうぞご注目ください。