広島の高校生が手がけた逆境に負けない平和のトロフィーとは
2026年1月に開催予定の「天皇盃 第31回全国都道府県対抗男子駅伝」で、広島市立基町高等学校の生徒たちがデザインしたトロフィーが披露されます。このトロフィーは、広島の象徴である「平和の花カンナ」をモチーフとしており、平和記念公園の折り鶴を再活用して手作りされています。
平和への願いを込めて
株式会社大創産業がメインスポンサーを務めるこの大会は、単なるスポーツイベントに留まらず、次世代が平和について考えるきっかけとなることを目指しています。同社は地元の高校生にトロフィー制作を依頼し、結果として8作品が誕生しました。生徒たちは、被爆後に広島に根付いたカンナの花が持つ不屈の生命力をトロフィーに込めて表現しました。
「逆境に負けずに明るい未来を示す」という意図のもと、カンナの鮮やかな赤やオレンジを取り入れた色彩を使い、折り鶴を生かしたデザインに仕上げています。トロフィーに使われた折り鶴は、平和記念公園にある「原爆の子の像」に捧げられたもので、市が実施しているプロジェクトの一環として、新たに命を吹き込まれました。これにより、トロフィーはただの賞品ではなく、平和への願いを世界中に広めるものとしての意味を持っています。
学生たちの思い
制作に携わった生徒たちは「平和をテーマにトロフィー制作を通じて、私たちの考える平和の形を多くの人に理解してもらいたい」とコメントしています。自分自身の言葉で平和について考え深め、表現することができたことに意義を感じています。このトロフィーが、出場選手や観客にとって心に残るメッセージとなることを願っています。
大創産業の取り組み
大創産業は2015年からこの大会のメインスポンサーを務め、毎年特別協賛社賞を授与しています。彼らは、平和記念公園をスタート地点として、スポーツの振興だけでなく、世界平和の大切さを伝える場として位置づけています。折り鶴を使用したトロフィー授与は、次世代に平和について考える機会を提供することで、この取り組みの一環として実施されてきました。
この企画は2019年度から始まり、今回で5回目の開催になりますが、2020年と2021年は新型コロナウイルスの影響で大会が中止となりました。特に今回は、制作した生徒たちも表彰式に出席し、その成果を皆に披露する機会があります。
表現を大切に育む基町高等学校
広島市立基町高等学校の普通科創造表現コースは、1999年に設立され、芸術を通じて自己表現を磨くことを目指しています。多くの生徒が、将来の進学を見据えた専門知識を身につけ、創造性を育む環境が整っています。
大創産業について
大創産業は「感動価格、感動品質」を社是に、世界中の人々の生活を豊かにしていくことを目指しています。DAISOをはじめ、Standard ProductsやTHREEPPYといったブランドを展開し、生活必需品から趣味嗜好品まで多岐にわたる商品を提供しています。
今後も、このような素晴らしい企画が続くことで、広島の強い平和のメッセージが国内外に広まっていくことを願っています。