「スポGOMI甲子園2025」全国大会が開催
11月30日、東京都墨田区で「スポGOMI甲子園2025」の全国大会が行われました。この大会は、全国の高校生がチームを組み、ごみ拾いを競い合うイベントです。日本財団が進める海洋ごみ対策の一環として、株式会社セブン‐イレブン・ジャパンの協賛により開催されました。
全国から集まった熱い戦い
大会には、全国各地の予選を勝ち抜いた42チームが参加し、日本一の座をかけて、限られた時間内にどれだけ質の高いごみを集められるかを競いました。選手たちはお互いに協力しながら、競技エリアの下町情緒あふれる商店街や住宅街を全力で駆け回りました。選手たちの真剣な姿勢が印象的でした。
優勝チームの戦略
栄えある優勝を果たしたのは、埼玉県代表の「クリーンLV0」。このチームは、昨年も優勝を果たし、見事に二連覇を達成しました。チームのメンバーは「ポイントの高いごみを戦略的に集め、さらに質を高めて臨みました」とコメントし、計画的な活動が成功の鍵であったと振り返りました。
優勝した「クリーンLV0」には、ナナコのぬいぐるみやセブン‐イレブン柄のマスキングテープなど、素敵な副賞が贈られました。2位には兵庫県代表の「燃えるゴミ」、3位には鹿児島県代表の「赤龍会」が入りました。
大会の意義
スポGOMI甲子園は、ただごみを拾うだけではなく、環境問題について真剣に考えるきっかけを提供します。このような経験を通じて、参加した高校生たちが自ら社会貢献を果たし、次世代のリーダーとなることを期待しています。
開会式では、墨田区の山本区長が登壇し、海洋汚染問題に取り組む重要性を強調しました。「大会から新しい人材が輩出されることを期待しています」との言葉には、地域の未来を担う若者たちへの期待が込められています。
参加者の想い
高校生たちは、普段の生活の中で感じる環境問題に目を向け、少しでも地域をきれいにしようと努めました。今大会で集められたごみの総重量は348.3㎏に達し、参加者全員が環境への意識を高める貴重な体験を得たことでしょう。
未来を見据えて
セブン‐イレブンは、今後も地域社会とともに環境問題に取り組む姿勢を崩さず、多くの活動を推進していく意向を示しています。「小さな一歩が大きな変化につながる」との思いを胸に、地域の皆様と協力しながら、持続可能な社会の実現に向けた努力を続けていくことは、もはや企業の責任ともいえるでしょう。
このように、「スポGOMI甲子園2025」は、未来のリーダーを育てる素晴らしい機会であると同時に、地域の環境を守るための取り組みとしても、大いに意義のある大会となりました。参加した全ての高校生たちの活動が、地域から環境へと広がる大きな流れの一部となることを願ってやみません。